韓国有名思想家、「習近平1人独裁は絶対に不可能だ」
韓国で中国伝統思想の権威者であり、著名な哲学者の金容沃(キム・ヨンオク)氏が先月31日、韓国マスコミを通し、中国の第19回共産党大会について「習近平1人独裁は絶対に不可能」だと分析した。既存のメディアらの後継者問題と党内派閥の視点を批判し、演説から習近平思想とビジョンに何かについて読み解く。
党大会中に挑発を止めた北朝鮮 取引があった可能性も
中国共産党大会を終えて2期目の指導部を発足させた習近平国家主席と、北朝鮮の金正恩・労働党委員長との関係が明かに冷え込んでいる。
「誉めてほしいのではない」習近平氏、詩を使い抱負語る
習近平国家主席は25日中国共産党第19期中央委員会第1回総会(1中総会)閉会後、2期目最高指導部メンバー7人全員が出そろった場で記者団に対し、古代詩人の名句「不要人誇好顏色,只留清氣滿乾坤」で発言を締めくくった。その真意が問われている。
党大会に初の台湾生まれの代表 統一を呼びかけ物議
中国共産党第19回党大会に台湾生まれの盧麗安(49)氏が参加し、中台統一を呼びかけるなどの発言で物議を醸し出した。
中国証券当局トップ、周永康らが「政権転覆を図った」と言及
中国証券監督管理委員会の劉士余・主席は19日、中国共産党第19回全国代表大会のチーム別会議・金融業代表団の会議で、元(最高)指導部メンバーで汚職などの罪で無期懲役刑を服役中の薄熙来・周永康ら6人が「党の最高権力を奪う陰謀を立てていた」と発言したという。香港メディアが報じたが、中国メディアは言及していない。
党大会、工場1000社操業停止も北京市「青空」見えず
中国党大会開幕当日の18日、北京市で大気汚染が発生し、街は有害物質を含む濃霧に覆われた。北京気象当局は同日、大気汚染の深刻さを示す4段階警報のうち上から2番目に深刻な「オレンジ警報」を発令した。中国当局は北京市に「党大会ブルー」をつくるため、党大会の開催に合わせて北京市及び周辺省・市の工場に操業停止を命じていた。しかし、功を奏さず、北京の空は汚染物質により灰色に染まった。
19大までの5年間 覆された江沢民の数々の政策
中国共産党第18回全国代表大会(18大)以来、習近平氏は軍事、政治、教育、経済など各分野で江沢民政策を覆してきた。そのため、江派の利益集団からの反発も空前絶後のものとされる。19大まで過去5年間も繰り広げられた習、江両陣営の熾烈な戦いは、江派勢力の敗退で決着がついたとも読み取れる。
【画像】葬儀場でも党大会「お祝い」スローガン 園児にも視聴を強要
中国共産党は、党への忠誠を愛国とする洗脳を、老若男女、貧富など、場所環境を問わず幅広く展開している。いたいけな幼稚園生や、死者を弔う葬儀場でさえ例外ではない。
中国党大会、18日から 5つの焦点
中国共産党指導部人事の大幅な入れ替えを予定している党の第19回全国代表大会(19大)は、10月18日に開催する。習近平国家主席は8月31日、党中央政治局会議を開催した後に発表した。
孫政才氏失脚の理由、「反習勢力に関わった可能性」=中国問題専門家
在米中国政治評論家の陳破空氏は9月30日米コロンビア大学で東アジア研究所で開かれた中国党大会に関するフォーラムに出席した。陳氏は、7月下旬「重大な規律違反」として失脚となった孫政才・前重慶市党委員会書記について、「クーデターを企てた、または参与したことが原因で失脚したのでは」と発言した。
19大軍部代表 江沢民派の現職3人の名前なし
中国共産党の第19回全国代表大会(19大)が10月18日に開催される。向こう5年間の重要人事が決まるこの会議に先だって、6日に公開された出席者名簿に、軍最高指導部・中央軍事委員会(以下・中央軍委)の現職で江沢民派の3人の名前はなかった。3人が中央軍委に再選しないことを意味している。90年代末から軍の主導権を握ってきた、江沢民派勢力の後退を示すものとみられる。
胡春華氏が最高指導部入りの可能性は3割未満との見方も
中国共産党第19回大会を目前に控える中、胡春華(フーチョンファ)広東省党委員会書記は中国共産党機関紙「人民日報」に習近平氏を擁護する内容の長文を掲載し、重要会議でも習氏の「治国の理念」を強調するなど、習近平氏に対して忠誠を示した。胡氏がポスト習近平の「第六代指導者」として常務委員入りするとの見方がある一方で、可能性は三割に満たないと評価する専門家もいる。
習氏の娘からのメッセージ?謎のアカウント「民主化が止まらない」
中国版ツイッターの微博でアカウント名「記者眼光」(記者の目)は29日、「後継者制度はもう続かない。民主化の歩みは止まらない」と投稿した。しばらくして、アカウントそのものが削除され、以前の投稿はすべて見ることができなくなった。
著名な弁護士が行方不明 19大前に抑圧強化か
今年秋、5年に1度開催する中国共産党の主要会議、党第19回全国代表大会(19大)を前に、当局は人権活動家などへの抑圧を強めている。13日から行方不明になった著名人権派弁護士、高智晟氏(54)は今も消息が分かっていない。
19大で最高指導部から江沢民派を完全排除か
最高指導部人事の刷新を行われる中国共産党第19回全国大会(19大)が今秋に開催される。党最高指導部である「中央政治局常務委員会」のメンバー構成は目下、最大の関心事となっている。大紀元は中南海に近い情報筋から、次期最高指導部の人事案を入手した。
2つの重慶事件から見る習・江攻防の先行き
中共19大を控え、最高指導者層の次期人事をめぐる熾烈な駆け引きが続いている最中、7月15日中央政治局委員の孫政才が突然重慶市委書記を解任された。5年前の2012年3月に、薄熙来は重慶市委書記と党内のすべての役職を解かれて失脚した。重慶で起きたこの2つの事件には、複数の類似点がある。
陳敏爾の重慶市トップ就任 実は2年前から計画
重慶市委書記の孫政才が突然罷免されたその日、習近平国家主席の腹心の部下、陳敏爾がその後任として中国西部の直轄市・重慶に赴任した。これは習政治体制を推進するための要となる一歩として、2年前には早くもその準備が始められていたとの情報を大紀元は入手した。
「次世代のリーダー」孫政才氏失脚の裏側
なぜ自身の後継者とされる人物までやり玉に挙げたのかーー大紀元が入手した情報によると、孫氏は江沢民派が推した後継者だった。現在、江沢民派と熾烈な戦いを繰り広げている習近平氏にとって、孫氏を失脚に追い詰めたことはさらに駒を進めたことになる。