天安門事件30周年、海外で広がる「忘れない」
6月4日、中国当局が民主化を求める学生らを武力鎮圧した1989年の天安門事件から30年を迎える。丸腰の学生や市民に銃口を向けたことを正当化する中国当局に対して、近年国内外では批判の声を高まり、海外では事件を忘れないようとする動きが広がっている。中国当局が事件について徹底的な情報規制を敷くなか、一部の中国人若者が様々な方法で事件を知ることができた。
<天安門事件>民主化求める学生らの様子 30年ぶり公開(2)
「中国人として、事件の経験者として、中国の人々や若い世代に六四天安門事件の真相を伝える責任がある」。当時19歳で北京市在住の大学生・劉建(Jian Liu)さんはこのほど、30年前、天安門広場で撮影した写真2000枚を大紀元時報と新唐人テレビに提供した。劉さんは両社に版権を与え、写真の公開を委託した。以下はその写真の一部である。
<天安門事件>民主化求める学生らの様子 30年ぶり公開(1)
「中国人として、事件の経験者として、中国の人々や若い世代に六四天安門事件の真相を伝える責任がある」。当時19歳で北京市に住む学生だったの劉建(Jian Liu)さんはこのほど、30年前天安門広場で撮影した写真2000枚を大紀元時報と新唐人テレビに提供した。劉さんは両社に版権を与え、写真の公開を委託した。以下はその写真の一部である。
天安門事件30周年 当時の写真2000枚を初公開
つい最近まで、30年前の六四天安門事件の一部始終を記録した2000枚以上の写真の存在について誰もが知らなかった。民主化を求める学生や市民らに対して、中国当局は武力で鎮圧した。撮影した劉建さん(Jian Liu)は家族にも友人にも写真のことを話したことがない。劉さんでさえ、フィルムの存在を長い間忘れてしまった。
独ライカ、中国で「炎上」した天安門事件動画との関係否定
[北京 21日 ロイター] - ドイツのカメラメーカー、ライカ・カメラは、中国のソーシャルメディアで「炎上」した天安門事件を巡る広告動画について、同社は関与していないと表明した。 5分間の動画には、天安門事件の際に戦車の前に丸腰で立ちはだり、「タンクマン」として有名になった男性を、報道カメラマンが警察から逃げながら撮影する姿などが含まれている。中国では天安門事件への言及が厳しく検閲されており、
独ライカ、天安門事件の「タンクマン」の動画が中国SNSで炎上
[北京 19日 ロイター] - ドイツのカメラメーカー、ライカ・カメラが今週発表した、天安門事件を巡る動画が中国のソーシャルメディア(SNS)で「炎上」している。 ライカが制作した5分間の動画は、1989年6月、学生らによる民主化デモを軍が武力で弾圧した後、天安門広場で戦車の前に丸腰の男性が立ちはだかる姿を撮影する模様をドラマ化したもので、最後にライカのロゴを表示して終わる。戦車の前に立ちはだかる
「毛沢東、尖閣諸島、法輪功が禁止用語」中国共産党、海外出版社にも自己検閲要求
中国の印刷企業に書籍の印刷を注文したオーストラリア企業が、中国共産党宣伝部の定めた出版物の検閲用語一覧を受け取り、「自己検閲」を要求されていたことが分かった。対外工作に注力する共産党政権は、海外企業の出版物にも国内と同等の言論統制の受け入れを求めている。
「9が付く年に中国社会が波乱」 今年はジンクスから逃れられるか
2019年を迎えた中国ではこのほど、「逢九必乱(末尾に9が付く年は必ず波乱する)」との論調が広がっている。中国当局は、国内において経済減速、失業者増加、社会不安拡大など深刻な問題を抱えており、国外では昨年に続き、通商貿易やハイテク技術、軍事などの分野で米国・同盟国と中国との対立がさらに深まるとみられる。このため、中国国内学者は、今年中国情勢に大きな変化があるとの見方が示した。
中国著名経済学者が共産党脱退を明言「同様の知識人が多くいる」
中国の著名経済学者、茅于軾氏(89)はこのほど、米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)に対して、「共産主義思潮はもう過ぎ去った。共産党内にとどまりたくない」と述べた。茅氏によると、茅氏と同様な考えを持つ中国人知識人が多くいる。
天安門事件から29年、「学生運動を利用した鄧のクーデター」=趙紫陽元秘書
「1989年6月4日、最高権力者だった鄧小平氏が大規模な民主化運動を軍を出動して鎮圧した。これは、趙紫陽氏の失脚を狙った鄧の陰謀だった。」こう話したのは趙紫陽・中国共産党中央委員会元総書記の秘書だった鮑彤氏(86)だ。
64天安門事件29周年「中国政府は公式統計を」=米国務省
米国務省は6月4日、今年で29周年を迎える中国民主運動弾圧事件・64天安門事件について「私たちは罪のない人々の悲惨な死を思い起こす」とメッセージを発表した。
タワークレーン操縦士、27都市でデモ 賃上げ求める=中国
中国河北省石家莊市、江西省南昌市など27都市でタワークレーン車の操縦士は賃上げを求めて抗議デモを展開している。5月1日の国際メーデーに合わせて行われたデモは注目を集めている。
英外交機密文書、天安門事件で死者1万人以上と記載
28年前の1989年6月3日深夜から翌日未明にかけて、中国の軍隊が北京の天安門広場で大規模民主化デモに参加する大学生や市民らを武力弾圧した「六四天安門事件」。中国政府の公式説明は当初から「軍は誰一人を殺していない」だった。いっぽう、香港メディアはこのほど、英国政府が最近に解禁した外交機密ファイルの内容として、中国政府の内部統計では死者は少なくとも1万人に達する、と報じた。
中国新指導部に大抜擢された「政界の不倒翁」王滬寧氏、どんな人?
居心地が悪かったのか、中国を牛耳る7人の最高指導部の一人として紹介された王滬寧氏は落ち着きがなかったように見える。地方首長の経験がなく、歴代最高指導者のゴーストライターとして黒子に徹してきたが、突然の大抜擢に本人は誰よりも驚いたかもしれない。
中国当局、韓国映画「タクシー運転手」の議論を禁止、六四天安門事件連想で
中国当局は3日、中国国内インターネット上で今年8月2日に韓国で上映された映画『タクシー運転手』に関連する情報や評論を削除した。映画の内容が「六四天安門事件」を連想させることが原因だとみられる。中国当局は18日開催予定の党大会の前に、国内の言論統制を強めている。
【インタビュー】18年の雨風(4)共産党員が党を見限る
あらすじ:法輪功学習者の劉鋼さん(50)は、将来を有望視された中国の研究機関勤務の研究員だった。弾圧政策後に日本に来て18年経つ。メディアの中傷、職場での圧力、当時の「嵐のような」迫害を振り返る。
中国軍元高官 習近平氏へ民主主義体制への移行を訴える
中国共産党の長老、故・羅瑞卿氏の息子で米国在住の羅宇氏(73)は、中国国家主席習近平氏に19通の公開状を送った。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材によると、公開状は「権力について、習近平君と論議する」と題され、民主主義体制への転換などをすすめるもので、2015年末から香港の大衆紙・蘋果日報にその都度、掲載された。
中国人富豪、香港失踪事件が意味する江派閥の落日
中国公安当局が香港に滞在していた中国人富豪の肖建華氏を拘束し、本土に連行した後取り調べを行ったとの報道に対して、中国最高指導部に近い情報筋はこのほど、「肖氏は中国共産党内江沢民派閥の人員で、江派閥の資産管理を任されている人物だ。習近平当局は、肖氏への取り調べを通して汚職の証拠を掴み、江沢民や曽慶紅や張徳江を含むより多くの江派閥要員の打倒を狙っている」と示した。
体制内部からも叫ばれる、江沢民派一掃の声
中国軍事学院出版社の前社長・辛子陵氏が、10月26日にボイス・オブ・アメリカから取材を受けた際、習近平陣営と江沢民派の間の暗闘は、来る中国共産党第十九回全国代表大会(十九大)の前に全面的に解決しなければならないという認識を示した。また同氏は、その機もすでに熟したとみなしている。
元新華社香港支社長・許家屯氏の遺灰 故郷へ埋葬 生前帰郷の夢果たせず
天安門事件の前後に新華社通信香港支社長を務めていた許家屯氏の遺灰が中国に到着、故郷である江蘇省李堡鎮に埋葬されることになるという。同氏は天安門事件後米国で亡命生活を送っていたが、今年6月29日、ロサンゼルス市内で病気により死去。享年100歳。生きているうちに故郷の土を踏みたいという同氏の願いは、遂にかなえられることはなかった。
人権弁護士の獄中見聞 洗脳と恐怖で操られる兵士
不当逮捕から過酷な獄中生活を経て釈放されたものの、未だ自宅軟禁生活を強いられている中国の著名な人権派弁護士、高智晟氏の新書『2017年、起来中国(中国よ、目を覚まして)』には、収監中に出会った武装警官についての記述がある。そこには、中国共産党が洗脳と恐怖によって兵士を操っていることが如実に語られている。
戦車に立ち向かう「タンクマン」は秘密裏に処刑された
1989年6月4日に天安門事件が起きてから、江沢民は常に恐怖と戦っている。人々がこの事件の真相を語り虐殺の責任を追及するのではないか、趙紫陽の名誉が回復されるのではないかと恐れているのだ。
共産党機関紙の元スタッフ、当局の世論操作や思想コントロールを暴露
中国共産党機関紙の元スタッフが5月9日までに大紀元の取材に応じ、中国政府メディアによる国内情報や世論操作の手段を暴露した。この人物は大紀元に自身の辞職表を公開し、そこには「もう(政府や役人を)賞賛したくない、もう(国民を)脅したくない」といった内容を記していた。
香港「6.4天安門事件記念館」閉館へ
香港「6.4記念館」(天安門事件記念館)は政治的圧力と資金問題で今年6月4日以降閉館する見通しだ。14日付英BBCが伝えた。
天安門事件の画像制限に懸念 米コービスを中国企業が買収
世界的に有名なニュース写真や映像を配給する「コービス・イメージズ」が、中国企業に買収された。コービスは1989年の天安門事件に関する写真も大量に保有しており、多くの海外メディアは、これらの写真が自由に使用できなくなるのではと懸念している。香港メディアが今月25日に伝えた。
中国軍、盲目化レーザー兵器開発 米が懸念示す
中国軍に盲目化レーザー兵器が配備されたことに対し、米国務省はこのほど、中国が加盟している国連の特定通常兵器使用禁止制限条約に違反するとしてけん制した。
天安門事件26周年 遺族軟禁など厳戒態勢続く
【大紀元日本6月5日】1989年に武力弾圧された中国学生民主運動「六四天安門事件」は4日で26周年を迎える。中国政府は例年通り、期間中に人権・民主活動家や遺族を軟禁するなど草木皆兵の警戒態勢を敷いてい
中国、IT技術者に重刑 電波ジャックで政府批判の映像流す
【大紀元日本4月7日】中国の浙江省温州市地方裁判所はこのほど、電波ジャックで政府批判の映像を流し、「情報システムの破壊」「誹謗中傷」したとの罪で、王(41)というIT技術者に対し懲役10年、政治的権利
天安門事件のスクープ報道、香港紙編集長が独断で取り下げ 北京の意向か
香港有力紙・明報で天安門事件に関するトップ記事が編集長の独断で取り下げられた。香港記者協会などは「報道の自由の破壊」や「天安門事件への関心を薄める狙いがある」と強く批判した。民主
六四天安門事件の発生時、党指導部は海外逃亡図る=カナダ公電
【大紀元日本1月30日】在北京カナダ大使館の公電によると、1989年の六四天安門事件の前、当時の中国最高指導者らが執政を放棄し、莫大な資産を中国からスイスに移して国外逃亡を計画していたことが明らかにな