「残杯冷炙」(ざんぱいれいしゃ)【1分で読める故事成語】
「残杯冷炙」(ざんぱいれいしゃ)は、貧しい食事や食べ残しという意味で、ひどい待遇や冷たい扱いをされて、恥辱や屈辱を受けた時のたとえです。
【歌の手帳】夢のあと
夏草やつはものどもが夢のあと
古代の人々は、なぜ人を軽蔑するときに「白い目」をしたのか?
白い目も白眼、侮辱や軽蔑の表現にも使われます。例えば、唐王朝の杜甫の『丹青引贈曹霸將軍』には、「途窮返遭俗眼白,世上未有如公貧。」という話があり、『晉書・阮籍傳』には、「籍大悅,乃見青眼。」という話では、阮氏が「青い目」で人を見ていたことも語られています。
【漢詩の楽しみ】客至 客(かく)至(いた)る
杜甫の作。貧しいながらも喜んで客をもてなす作者の様子がわかる。
【漢詩の楽しみ】春夜喜雨(春夜、雨を喜ぶ)
杜甫このとき50歳。成都に草堂をかまえ、家族と平穏に暮らしていた。
【漢詩の楽しみ】石壕吏(石壕の吏)
杜甫の長編詩は、単なる一時の感慨ではなく、後世に伝えるべきことを記した物語である。
【掌編小説】闇夜の涙 杜甫「石壕吏(石壕の吏)」より
真夜中の闇に、家人のかすかなむせび泣きが聞こえた。その後、下吏は老婆を連れて去ったらしい。
【漢詩の楽しみ】早発白帝城(早に白帝城を発す)
李白は「詩仙」の名の通り、中国の広大な大地から天空、さらには月世界までも、仙人のごとく飛び回っていたとしか思われない。
【紀元曙光】2020年8月3日
杜甫の名詩「岳陽楼に登る」を思い、胸がつぶれるほどの悲しみを覚えている。
【漢詩の楽しみ】涼州詞(りょうしゅうし)
詩に云う。葡萄の美酒を、なみなみと注いだ夜光の杯。それを口に運ぼうとすると、馬上の誰かが琵琶をかきならして、さあ飲め飲めとせきたてる。酔いつぶれて砂の上に伏したって、君よ、私を笑っちゃいけないよ。古来より、遠い戦役に出て、どれだけの人が帰ってきたと言うのだね。
【漢詩の楽しみ】房兵曹胡馬(房兵曹の胡馬)
詩に云う。この西域産の馬は、大宛の名に恥じぬ名馬である。その馬体は鉾のように鋭く、ひきしまっている。竹をそいだように切れ立った両耳に、風をはらんで走る四つの蹄のなんと軽やかなことか。この馬は、向かうところ空間がないかのように速く走る。これこそ武人が生死を託することのできる名馬といえよう。
李白 「詩仙」と呼ばれた浪漫詩人
「詩仙」と呼ばれる李白(701–762)は、唐詩の典型を築いた、中国史上でも最も傑出した浪漫詩人とされています 。中国全域を旅し、道家、文学者、高官など、李白を賛美する人物と出会います。
世俗から離れ心を静める
陶淵明(とうえんめい、365年―427年)は、中国の六朝時代の東晋末から南朝・宋にかけて活躍した詩人である。
擒 賊 擒 王
三十六計の第十八計は擒賊擒王(きんぞくきんおう)。杜甫の詩「前出塞」がその出所だ。
天宝末年、唐の玄宗が辺境開拓のためにしきりに戦を起こし、多くの兵士が戦死し、民も戦乱に疲弊していた。752年、杜甫は「前出塞九首」を詠んだ。
【漢詩の楽しみ】 別董大(董大に別る)
【大紀元日本11月19日】千里黄雲白日曛北風吹雁雪紛紛莫愁前路無知己天下誰人不識君 千里の黄雲(こううん)白日(はくじつ)曛(くら)し。北風、雁(かり)を吹いて、雪紛紛(ふ
【漢詩の楽しみ】江南逢李亀年(江南にて李亀年に逢う)
【大紀元日本4月14日】岐王宅裏尋常見崔九堂前幾度聞正是江南好風景落花時節又逢君 岐王(ぎおう)の宅裏(たくり)にて、尋常に見る。崔九(さいきゅう)の堂前にて、幾度(いくたび)か聞く。正(まさ)に是れ
【漢詩の楽しみ】 絶句二首
【大紀元日本4月29日】遅日江山麗春風花草香泥融飛燕子沙暖睡鴛鴦江碧鳥逾白山青花欲然今春看又過何日是帰年 遅日(ちじつ)江山(こうざん)麗わしく、春風(しゅんぷう)花草(かそう)香(かんば)し。泥融
【漢詩の楽しみ】 登岳陽楼 (岳陽楼に登る)
【大紀元日本11月6日】昔聞洞庭水 今上岳陽楼呉楚東南坼 乾坤日夜浮親朋無一字 老病有孤舟戎馬関山北 憑軒涕泗流 昔聞く洞庭の水。今登る岳陽楼。呉楚東南に坼け、乾坤日夜浮
憂国の詩人 杜甫
【大紀元日本5月27日】中国唐代の詩人・杜甫(712~770年)は、徐々に衰退する盛唐の運命の如く、波乱万丈の生涯を送った。彼は、苦難の生活を強杜甫(挿絵:雅婷)いられながらも、国を憂