中国国有企業元トップに死刑判決 収賄総額285億円「物件100軒、愛人100人」
中国メディアによると、天津市第二中級人民法院は5日、国有不良債権処理大手、中国華融資産管理股份有限公司(以下は中国華融)の頼小民元会長に対して、収賄罪などで死刑判決を言い渡した。中国当局が進める反腐敗キャンペーンの中で、死刑を言い渡したのは極めて異例だ。
中国、米国籍中国人の出国を禁止「人質」に=米メディア
中国当局はこのほど、中国国内に滞在する中国系米国人の数人に対して、中国からの出国を禁止した。中国は、海外に逃亡した汚職官僚や党員などを逮捕する目的に、官僚らの外国国籍を持つ親族を「人質」として拘禁したとみられる。米メディア・デイリービーストが18日報じた。
取引総額は15.3兆円 中国地下銀行 500カ所摘発
中国当局は、2016年に中国国内で違法な金融業務を行う「地下銭荘」(地下銀行)500カ所を摘発し、その取り扱い総額は9000億元(約15兆3000億円)で、犯罪容疑者800人以上を逮捕したと発表した。
反腐敗に「逃げ道」なし=人民日報が汚職官僚にシグナル
人民日報は9月28日付けの「反腐敗の道に華容道(逃げ道)なし」と題した記事を発表した。習近平政権の腐敗官僚に対する強固な態度をあらためて示す格好だ。特に、最大の敵対勢力で「大トラ」と揶揄される江沢民元主席と一派に対する警告と見られている。