弱まる求心力 豪腕権力者なき中共政権
【大紀元日本2月24日】次世代へと権力者が移り変わるにつれ、中国共産党という名の船の舵取りをするトップの力は、より脆弱なものとなっている。緊張高まる派閥間の内部抗争により、党自体、いよいよ体制維持の
<赤龍解体記>(53)王立軍、米領事館亡命の一部始終を打ち明けた
【大紀元日本2月20日】公安局長を解任されたばかりの重慶市副市長・王立軍は7日、政治亡命を米領事館から拒否されたため、安全部(中国国家安全部)副部長邱進らに連れ去られた。その後の事情について、さまざ
<赤龍解体記>(52)重慶市副市長、米領事館に亡命求めた経緯
【大紀元日本2月13日】「マフィア組織取り締まりの英雄」とされていた重慶市副市長で、公安局長を兼ねていた王立軍が2月6日、四川省成都の米総領事館を訪れて政治亡命を求めたことにより、中国の政局が大きく
<赤龍解体記>(51)腹心の人事異動で、薄煕来の前途暗し
【大紀元日本2月6日】中共18大の開催を控え、中共の権力中枢が大きくシャッフルされ、太子党らが全面的に権力を掌握するようになりつつある。 しかし同じ太子党の出身であり、18大で中共中央政治局常務委員
<赤龍解体記>(50)2012年の中共の政治情勢を予測するためのいくつかの要素(三)
【大紀元日本1月30日】今秋開催される中国共産党の第18回全国代表大会(十八大)を迎え、中共中央軍事委員会のメンバーたちは、軍の統一と安定を強調し、年の初めから部隊の状態を念入りに視察している。 香
<赤龍解体記>(49)中共2012の政情を占ういくつの要素(二)
【大紀元日本1月22日】『求是』(中共機関誌)の2012年第1号には、胡錦濤の文化に関する談話と共に、ペンネーム「秋石」の社説『我が国の現段階の道徳状況を正しく認識せよ』が掲載されている。 「秋石」
<赤龍解体記>(48)中共2012の政情を占ういくつかの要素(一)
【大紀元日本1月16日】新年早々、中共の権力中枢でいくつの異常な挙動があり、それらは今年の政治情勢を占うために有力な材料になるものと思われる。 中共の理論や観点を代表する最も重要な中共中央機関誌『求
<赤龍解体記>(47)北大教授「中共改革はすでに死んでいる」(三)
【大紀元日本1月9日】 台湾での民主主義の高揚は、大陸にとって優れた手本になる 今、大陸のネットユーザたちは、ネットを通じて台湾の大統領選の候補者たちによる論戦を見ることができる。 今の中国では、海
<赤龍解体記>(46)北京大教授「中共改革はすでに死んでいる」(二)
【大紀元日本1月2日】 集団主義をもって異なる思想を消滅 中国では、集団主義が強調され、個人主義が抑圧されている。中共は集団という名目をもって、異なる思想を消滅しようとしている。 中共の言う通り
<赤龍解体記>(45)北京大教授「中共改革はすでに死んでいる」
【大紀元日本12月26日】独自の視点で中国の経済、社会、政治について辛らつな意見を述べることで有名な北京大学経済学教授・夏業良氏が今月18日、台湾大学で中国の現状についての演説を行った。 夏業良教授は
<赤龍解体記>(44)中共、次期首相をめぐる情報戦
【大紀元日本12月18日】中共の次期首相は、来年に行われる第18大(第18回人民代表大会)で決められるが、北京の政界および国際メディアはいずれも、李克強が温家宝の後任が確実と見ている。それは事実上、
<赤龍解体記>(43)中国、クリントン米国務長官のミャンマー訪問をめぐる中国での官民
【大紀元日本12月5日】米外交の中枢をアジアへと転換をはかるオバマ大統領の政策の一環として、12月3日、クリントン米国務長官がミャンマーを訪問した。クリントン国務長官は、テイン・セイン大統領と会談し
<赤龍解体記>(42)章家敦の中共崩壊論
【大紀元日本11月28日】米国の中国問題専門家・章家敦氏が2001年に著した『中国、まもなく崩壊する』が出版されると、当時、大変な注目を浴び、話題となった。しかしその後、中国は崩壊することなく、世界
<赤龍解体記>(41)毛派、「売国奴」の南方系新聞を焼く
【大紀元日本11月21日】山西省の毛派の5人が改革派の牙城とされる「南方週末」を焼いたことに続き、11月18日、河北省の「燕趙児女」と名乗る人も、また南方系新聞を焼く事件が起きた。 毛派の一連の行動
<赤龍解体記>(40)_deng_小平の談話、_deng_力群の見た夢
【大紀元日本11月14日】前回に続き、_deng_小平の談話と言われる文章の後半分を次に掲載する。この談話は、本物であれば、_deng_力群(1980年代に活躍した保守派政治家)の予見がすべて当たっ
<赤龍解体記>(39)_deng_小平の談話、本物か偽物か
【大紀元日本11月7日】_deng_小平の談話と言われる文章が、中国のネットで出回っている。その信憑性は現時点で考察しかねる。この文章が本物であれば、将来、大変なことになりそうだが、偽物であれば、そ
<赤龍解体記>(37)女児ひき逃げ事件 中国人憤怒
【大紀元日本10月24日】10月21日朝、大きな関心を集めていた、中国広東省佛山市で起きた女児ひき逃げ事件の被害者・悦悦ちゃんは、わずか2歳で人世を離れた。 そもそも道徳崩壊と言われる冷酷な中国社会
<赤龍解体記>(36)中共指導部で妥協が成立したか
【大紀元日本10月17日】中共指導部における権力闘争は、非常に激烈で複雑なものであるが、その焦点は今もなお、江沢民と胡錦濤との角逐にある。つまり江沢民が指定した政治体制や政策制度を胡錦濤が継続してい
<赤龍解体記>(35)文化大革命徹底否定、太子党ら呼びかける
【大紀元日本10月10日】1976年は、中共の歴史における重要な転換点であった。9月9日に毛沢東が死去し、1カ月も経たないうちに、毛沢東が指定した後継者・華国鋒主席が軍隊と元老らに異動させされ、文化
<赤龍解体記>(34)中国官職の市場価格
【大紀元日本10月3日】中国では官職の売買は、もはや当たり前のことになっており、かつ次第に加速している。しかし、その価格は官僚内部の者でなければ知るすべはない。最近、「黄花崗雑誌」がその一端を披露し
<赤龍解体記>(33)米駐中国大使、石を投げられる
【大紀元日本9月26日】如何なる者でも、たとえ米国の大統領や駐中国大使であっても、中共の一党独裁を脅かすと思われるような言行や価値観をとるなら、批判の的とされる。 中国系米国人として初の米駐中国大使
<赤龍解体記>(32)北京大教授、毛沢東否定を呼びかける
【大紀元日本9月19日】北京大学社会学部の鄭也夫教授(61)は、中国の知識人を研究対象とした社会学的研究をもっとも早く行った中国を代表する研究者である。鄭氏の先鋭的な論点と見識は注目され、かつしばし
<赤龍解体記>(31)18大での争奪戦における太子党の新たな戦略
【大紀元日本9月12日】来年秋に行われる18大での権力交代をめぐる中共の内部闘争は、一定期間の腕比べを経て、各勢力の新たな組み合わせが次第に明確化してきている。すなわち、最終的には主に胡錦涛が率いる
<赤龍解体記>(30)秘書が習近平を語る
【大紀元日本9月5日】来秋に開かれる予定の中共第18回全国代表大会で、胡錦濤に代わって中共トップに就くと言われる習近平国家副主席について、言論が少なく中共の常套的なものしか示さないため、彼の個性とり
<赤龍解体記>(29)局長殺しもブームか
【大紀元日本8月29日】不公平な政策により、中国社会における格差が次第に拡大しており、庶民と支配層との矛盾も日増しに深刻化し、今はほぼ水と火のように相容れない状況に達している。今年に入ってから、この
<赤龍解体記>(28)胡錦濤秘書の証言
【大紀元日本8月22日】情報規制、とりわけインターネット検閲で、世界から批判されている中国の情報管理体制について、胡錦濤の秘書はその内なるルールを暴き、胡錦濤と温家宝はインターネットなどの情報に対し
<赤龍解体記>(27) 胡錦涛も共産主義を信じているとは限らない
中国の著名経済学者で、天則経済研究所理事長の茅于軾氏が、7月30日に行われた地方政治と国家のモデルチェンジというシンポジウムで講演を行い、民主、法制、平等、自由などが世界の普遍的価値観であり、当今の世界的潮流であると強調し、中国人で共産主義を求める人はいないし、胡錦涛さえも共産主義を信じているとは限らないと思うと指摘している。
<赤龍解体記>(26) 高速鉄道事故報道でCCTVの記者が停職処分
前回の<赤龍解体記>は、中国高速鉄道事故でメディアとインテリの造反を取り上げたが、案の定、これらのメディア人は直ちに停職などの処分を受けた。
<赤龍解体記>(25) 中国高速鉄道事故でメディアとインテリが造反
7月23日の中国高速鉄道衝突事故が起きた後、鉄道省の後手に回った救援活動、安全を無視しつつ早急に運転再開したこと、衝突した車両を壊して土に埋めて証拠隠蔽を図ったことなどにより、一般人のみならず、メディア人も従来の体制維持を最優先するスタンスを捨てて、新聞や雑誌、テレビなどを通じて真相究明を求めつつ、鉄道省の理不尽な救援活動などを厳しく批判している。
<赤龍解体記>(24) 胡錦涛と温家宝、手を組んで太子党を打撃するか
来年開催の中共18大まで後1年あまりとなったが、中共の各勢力は昨年から臨戦状態に入り、明に暗に人事の攻防戦を繰り広げてきた。