【大紀元日本5月12日】東南アジアでは毎年、女性と子供の約50万人が誘拐されており、このような犯罪を撲滅するため、東南アジア5カ国と中国代表は10日、カンボジアで3日間の対策会議を開催した。
BBCの報道によると、近年来、誘拐の問題はメコン川流域の国家群にとって深刻な問題となりつつあり、誘拐された被害者たちの多くが「性の道具」として虐待されているという。本会議には、メコン川上流の中国を始め、流域沿岸のカンボジア、タイ、ミャンマー、ラオス、ベトナムを含め6カ国が参加した。
東南アジア諸国家は、2年前に「誘拐事案撲滅3年計画」を草案、当初は国際的な犯罪捜査協力として期待されたが、実際の効果ははかばかしくないという。中国では、近年の経済開放にともない、東部沿岸地域の東莞などで誘拐事案が続出、民工(出稼ぎ農民)らの子息が被害に遭っている。
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