【大紀元日本3月15日】中国チベット自治区ラサ市で発生した大規模な暴動は、拳銃や催涙弾によって鎮圧され、政府当局は7人の射殺を公表。しかし目撃者の証言によるとすでに80人以上が射殺されているという。
新華社によると、暴動は14日晩に鎮圧され、この暴動による外国人の死者はなく、消防と警察は燃えた車の残骸などの処理を開始しているという。
暴動による死亡者数について、ラジオ自由アジア(RFA)は警察の発砲により多くの死者がでたと伝え、目撃者の話では「寺院で2人、庭でも2人の遺体を発見した。ほかにも26人が殴られ怪我をしているのを見ている。恐らく死者は80人を超えているだろう」という。
また「チベット佛教最高指導者ダライ・ラマ組織画策」を非難し、今後の徹底的な鎮圧を公表した。
中央社によると、亡命したチベット精神指導者ダライ・ラマのスポークスマンは、中国がダライ・ラマの活動を暴力抗議活動と非難したことについて、「完全に何の根拠もないもの」と述べた。また、ダライ・ラマの秘書は「我々は、これらの非難が完全に何の根拠もないもので、いかなる真実性もないものとはっきり言える」「これらの非難は過去にもよくあったことで真実ではない。我々はこの抗議活動は民衆の自発的なものと認識している」と伝えている。
(翻訳・坂本)
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