【大紀元日本7月15日】北京―上海間を走る高速鉄道の南京駅で、早くも雨漏りや地盤沈下が発生した。手抜き工事を疑う声がある一方、同駅の責任者は「特別な設計だから」と批判をかわした。中国江蘇網が報じた。
12日に南京を襲った暴雨によって、南京駅構内の床面に多数の水溜りが現れた。天井の梁から水が漏れ、白い梁は泥水で黄ばんでいる。一部の梁は破損したため、すでに撤去されている。
さらに、地盤が沈下して窪んだ箇所が確認された。窪みには足首を超えるほどの水が溜まっているという。床に敷き詰めた大理石も破損しており、人が歩くと、破損箇所から泥水がはね上がってくる。
中国版ツイッター「微博」の書き込みで発覚したこれらの事故について、同駅指揮部の責任者はメディアに対して、「地盤の沈下は、特別な設計によるものです。天井の雨漏りも、建築後に必要な確認テストのようなものです」と弁明した。
(翻訳編集・高遠)
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