【大紀元日本5月3日】米国CNNテレビ3日付の報道によると、米国大使館から北京の病院へ移った盲人の人権活動家・陳正誠氏は、クリントン国務長官をはじめ米国当局が家族とともに早期の米国亡命に援助してくれるよう望んでいるという。
2日までに、陳氏の対応について協議した両国の担当者は、中国側が人道的な対応を取ることと、米国が継続的な関与をすることで一時的な決着をつけた。しかし翌日、病院内の陳氏と妻に取材したCNNの報道によると、同氏の意向とは全く異なる協議がされていたことになり、両国の外交にさらなる波紋が広がりそうだ。
報道によると、陳氏の妻や家族が同氏の脱出以降、乱暴な扱いを当局者に受け、命の危険を示唆させる脅迫を受けたと、陳氏は聞かされた。また大使館滞在中、同じく民主活動家の友人らと会話する機会を持てず、「判断に十分な情報がなかった」と話している。
(翻訳編集・佐渡 道世)
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