米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)は各選手に対して、中国産あるいはメキシコ産の肉を大量に摂取すると、禁止薬物に関するドーピング検査をクリアできない可能性があると警告した。
米誌『フォーチュン』の報道によると、5月3日、NFLはすべての選手に、中国産・メキシコ産の肉を摂取する際に注意するようにと通知した。
実際、ドーピング検査で陽性と判定された選手の実例もあったため、中国産とメキシコ産の牛肉や豚肉に、「痩肉精」とも呼ばれる「クレンブテロール」という化学物質が含まれていると考えられる。「クレンブテロール」には、牛や豚の成長促進作用と肉の赤身を増やす効果がある。人体に入ると、筋肉を増強し体重を落とす効果がある一方、健康を害する副作用もあると言われているため、各国でその使用が禁止されている。
NFLは2年後に中国で初の試合を行う予定で、すでに幾つかのチームが参加の意思を示しているという。
(翻訳編集:山本アキ)
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