[ワシントン 12日 ロイター] – トランプ米大統領は13日1645GMT(日本時間14日午前1時45分)からホワイトハウスで演説し、新たな対イラン戦略を発表する。
イランの核開発問題を巡って、同国と欧米など主要6カ国が2015年にまとめた合意の扱いが焦点。米政府筋によると、トランプ大統領は米国の国益に合致しないとの見方から、合意を維持しないと表明する見通し。トランプ大統領はこれまで2度、イランが核合意を順守していると判断し、合意を維持してきたが、3度目の維持には消極的という。
トランプ大統領が合意を支持しなかった場合、米議会は、合意に基づいて停止している制裁を再発動するかどうか60日以内に決定する。
国際査察団は、イランは合意をテクニカル的に順守している、との判断を示している。しかし、トランプ大統領は、イランは合意の精神に反していると主張、弾道ミサイルプログラムを抑制しようとせず、過激派組織に対する金融、軍事的な支援も続けているなどと批判している。
トランプ大統領が合意不支持を表明すれば、米国と欧州との関係が冷え込む可能性がある。メイ英首相とマクロン仏大統領は今週、同盟国の結束のためにも合意を維持するよう、トランプ大統領に働き掛けた。
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