[ワシントン 9日 ロイター] – トランプ米大統領は9日、ホワイトハウスで開催した共和・民主両党議員との協議において、移民制限やメキシコ国境の壁建設に関する条項を盛り込むのであれば、幼少期に親と不法入国した「ドリーマー」を保護する法案を支持するとの見方を示した。
またトランプ氏は同法案が成立した後に、1100万人におよぶ不法移民への市民権付与など、より議論を必要とする問題に関する協議に速やかに移行したい考えを述べた。
推定で70万人とされるドリーマーは移民救済制度「DACA」によって米在留が認められているが、同制度は3月初旬に撤廃される予定。ドリーマーに関する問題解決に向けた共和・民主両党の協議はまだ合意に至っていない。
ただ両党議員は協議後、早ければ10日にも会合を開き、DACAへの対応策や国境警備のほか、ビザ抽選プログラムや「連鎖移住」に関する交渉を継続すると述べた。
1時間に及んだ協議に議会指導部は参加しなかったが、共和党のリンジー・グラハム上院議員や民主党のディック・ダービン上院議員など移民協議に関与する両党議員が出席した。
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