[ニューヨーク 16日 ロイター] – 米国がこの冬2度目の嵐に見舞われ、航空会社の16日の報告によると、大量の航空便が欠航を余儀なくされている。航空業界の第1・四半期の見通しをさらに曇らせる要因となりそうだ。
今回の嵐では、テキサス州南東部から東海岸にかけた地域で大雪、みぞれ、氷雨などを観測。航空各社は気象状況を基に17日の便も既に運航をキャンセルした。
アメリカン航空<AAL.O>は嵐の影響で16─17日に約270便をキャンセル。
デルタ航空<DAL.N>は16日に約275便をキャンセルしたほか、嵐が北進する中、ニューヨークおよびボストンでさらに欠航が出ると予想している。
ユナイテッド航空<UAL.N>は16日に700便以上をキャンセルした。
嵐そのものは他の冬季の気象現象ほど深刻でなく、数百便単位の欠航も航空会社の全体の業務に占める割合はわずかだが、頭痛の種であることには変わりなく、収入減による痛手を被る可能性がある。
1月初めには、記録的な寒波が続いた米国北東部が猛吹雪に襲われ、空港が閉鎖されるなど、市民生活に大きな影響が出た。
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