注目集めた習近平批判文がSNSで再び拡散 張又侠失脚後に

2026/02/16 更新: 2026/02/16

中国共産党指導部の動向を巡り、海外の中国語圏SNSで拡散する批判的文章が再び注目を集めている。

中国共産党(中共)軍のナンバー2とされる中央軍事委員会副主席・張又侠の突然の失脚を受け、党内闘争の激化が指摘される中、習近平の指導力や性格を批判する文章がSNS上で再浮上した。

Xでは、かつてWeChat上で流布したとされる文章「彼が持つ死に至る難治の重病」が再び拡散した。文章は名指しを避けているものの、習近平の人格的特徴や統治手法を指す内容として受け止められている。

文章は、中国が直面する問題の根源が指導者の性格にあるとし、歴代指導者の中でも欠点が際立つと批判。「紅二代」としての誇張的な作風で実務よりも「中国夢」を掲げ、現実的基盤に乏しい空想的な理念だと指摘した。

さらに、指導者は「東昇西降(中国は興隆しアメリカは衰退する)」「全世界の征服」「歴史に名を残しマルクス・レーニンと並ぶ」といった野心を抱いていると描写した。

文章は複数の「死に至る病」を列挙。第一に「志大才疏(大きな志と才能の欠如)」を挙げ、理想は大きいが実務能力が伴わず、現実的な問題解決より自己宣伝を優先していると批判した。

第二に「冥頑不霊(頑迷固陋で道理が通じない)」とし、テクノクラート(技術官僚)の排除や側近の重用、反対意見を許さない独断的政策決定を指摘した。失敗しても修正しない姿勢や、毛沢東に自らを重ねる政治優先の統治を行っていると論じた。

また、専門外の分野にも政治的スローガンで介入する傾向が官僚機構全体に広がり、経済・社会問題が政治の下に覆い隠されていると主張。こうした統治手法が定着した結果、中国の行政は歴史上最も荒唐無稽な状況に陥っていると結論付けた。

文章は、中国問題の根源が共産党の専制体制にあるとしつつ、主要な弊害は指導者の人格的欠陥にあると主張。巨大な権力を持つ人物の性格的問題を「歴史の皮肉」と表現している。

ネット上では、文章中の「彼」は習近平を指すとの見方が一般的。ユーザーからは、能力不足とする「紅二代」が権力を掌握し再任を目指すことを問題視する声や、「志大才疏でも自制があればよいが、権力集中と独善が重なれば国家に害を及ぼす」との意見が見られる。

新唐人
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