中国陝西省の中学校で27日に起きた殺人事件の死者は7人から9人に増えた。重傷を負った2人が新たに亡くなった。
現地時間同日18時過ぎ、同省米脂県第三中学校の生徒が下校中、刃物を持った男に次々と切りつけられた。7人が死亡したほか、12人が重軽傷を負った。
地元警察の発表によると、現場で拘束された容疑者は28歳の男で、同中学校の卒業生だった。犯行の動機について、在学中にいじめられたことへの恨みが原因だと供述したという。
中国で近年、小・中学生を狙った殺人事件が多発している。2016年2月、海南省海口市の小学校内で刃物を持った男が児童らを襲い、児童10人が死傷した。男はその後、自殺した。
2014年には、男が娘の入学を断られた小学校を襲撃し、児童3人と教師1人を刺殺した事件が起きた。また、2013年3月には、上海のある学校の外で、男が親戚2人を殺害した後、子ども6人を含む11人を切り付けるという事件も発生した。
(翻訳編集・李沐恩)
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