[ラマルベ(加ケベック州) 8日 ロイター] – 英国のメイ首相は8日、トランプ米大統領と欧州連合(EU)が関税を巡り報復合戦に突入する可能性に警鐘を鳴らした。米欧双方に、中国の過剰鉄鋼生産に注目するよう促した。
英高官は、メイ氏が主要7カ国首脳会議(G7サミット)の世界経済に関する討論の場を活用して主張したと説明。「他の複数の国と同様、メイ氏は最も強固な同盟関係を結ぶ一部国から輸入する鉄鋼・アルミニウムに関税を課す米国の決定は非常に遺憾と考えている」と指摘した。
同高官は「現状脱却策が見出せなければ、EUの対抗措置は避けられなくなる」とも述べた。
EUが28億ユーロ(33億ドル)相当の米輸出品に25%の独自関税を課す計画を、メイ氏が支持しているかと問われると、措置は取りまとめられておらず、引き続き作業中と説明した。
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