[メルボルン 23日 ロイター] – アジア時間23日の原油先物価格は1%安。欧州でのロックダウン(都市封鎖)延長の動きや新型コロナウイルスワクチン接種の遅れから、燃料需要回復が鈍化するとの見方が背景にある。
0149GMT(日本時間午前10時49分)時点で、米WTI先物5月限は0.62ドル(1%)安の1バレル=60.94ドル。4月限は22日、前週末日比0.13ドル高の61.55ドルで最終売買を終えた。
ブレント先物は0.68ドル(1.1%)安の63.94ドル。
欧州最大の原油消費国であるドイツは、新型コロナウイルス感染第3波抑制のためのロックダウンを4月まで延長するとみられている。
ANZリサーチはリポートで「これにより、国際エネルギー機関(IEA)と米エネルギー情報局(EIA)が示していた悲観的な予想が現実化する恐れがある」と指摘した。
IEAは先週、2021年の原油需要予想を日量250万バレル引き下げた。EIAは、年後半に世界の石油供給が需要を上回るとの見通しを示した。
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