[ワシントン 26日 ロイター] – 米情報機関はアフガニスタンの過激派組織「イスラム国(IS)」が最短6カ月で米国に攻撃を仕掛ける能力を確保する可能性があると判断していると、カール米国防次官が26日、議会に対し明らかにした。
カール国防次官は「情報機関は現在、ISおよび国際武装組織アルカイダ双方が、米国を含め外部への作戦を展開する意志があると判断しているが、いずれも現時点では実行する能力を持っていない」と指摘。「ISは今後6─12カ月でその能力を確保する可能性がある」との認識を示した。
また、アフガンのイスラム主義組織タリバンがISと効果的に戦う能力があるかどうかは「なお明確でない」とした。
タリバンの暫定政権で外相を務めるアミール・カーン・ムタキ氏は、ISからの脅威に対処すると述べている。また、アフガンが他国に対する攻撃の拠点となることはないと述べている。
カール国防次官は、アルカイダがアフガンの国外で米国に対する攻撃を行う能力を確保するには「1─2年」かかるとの見方を示した。
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