[東京 5日 ロイター] – 松野博一官房長官は5日午前の会見で、北朝鮮による弾道ミサイルなどの発射も含めた一連の行動は日本と地域の平和と安全を脅かすものであり、「我が国を含む国際社会全体にとって深刻な課題だ」と述べた。
北朝鮮は同日朝、弾道ミサイルとみられる飛翔体を発射した。弾道ミサイルなら昨年10月以来。日本政府は、約500キロ飛行して日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定している。
一方、沖縄県では新型コロナウイルスの感染が急拡大しているが、松野長官によると、現時点で同県からまん延防止等重点措置の要請はないという。正式要請があった場合には、専門家の評価も踏まえ速やかに検討を行うとしている。[nL4N2TL0JW ]
<日豪円滑化協定>
松野長官は、6日に日豪テレビ首脳会談を開催し、防衛・安全保障分野の協力強化に関する「円滑化協定(RAA)」に署名すべく最終調整中だと明らかにした。
今回の首脳会談では、安全保障、経済、地域情勢といった共通の重要課題や日豪関係の一層の強化、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け連携を深めることを確認するという。
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