[シドニー 13日 ロイター] – オーストラリアのモリソン首相は13日、太平洋諸島の指導者らと毎週協議を行い、ワクチンを提供することで、この地域に対する中国の「侵略」を阻止できているとの見解を示した。
モリソン氏は、中国は太平洋諸島に軍事拠点を建設するという野心を「非常に明確」にしてきたが、それは起きていないと指摘。これはオーストラリアが他国に先んじて新型コロナウイルスワクチンを提供するなど、地域と緊密に連携しているためだと強調した。
国内テレビ局の番組インタビューで「太平洋地域の指導者らと毎週話している。そのおかげで、われわれは価値観を共有し、この地域への侵略を確実に阻止することができている」と語った。
5月に見込まれる総選挙で再選を目指すモリソン氏は、選挙戦で中国への強硬姿勢を鮮明にしている。
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