[台北 10日 ロイター] – 台湾の蔡英文総統は10日、ドイツの議員団と総統府で会談し、「地域の秩序」維持に協力を求めた。議員団の訪台に中国は反発している。
総統は「権威主義体制の拡張政策」に対抗するため、民主主義は団結する必要があると強調。台湾の兵役義務を1年に延長する方針について、自衛力の強化につながるとともに、民主主義を守る決意を示すものだと説明した。
「台湾、ドイツ、その他の民主主義のパートナーが共同で地域の秩序と繁栄を維持することを期待している」と語った。
ドイツ議会の国防委員長で、ショルツ連立政権の一角である自由民主党(FDP)のメンバー、マリー・アグネス・シュトラック・ツィンマーマン氏は、ドイツと台湾は友好的だと指摘。
ロシアのウクライナ侵攻は全世界に警鐘を鳴らしたとし、今回の訪台は民主主義として緊密に連携していることを世界に示す目的があると語った。
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