[北京 12日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)は11日、中国南部・広東省の女性(56)が鳥インフルエンザのH3N8型に感染し、死亡したと発表した。H3N8型による死者が確認されたのは世界で初めて。WHOはヒトからヒトへの感染が拡大することはなさそうだとしている。
H3N8亜型の感染者としては3人目という。全員が中国での感染例で、他の2人は昨年報告された。
広東省当局は先月下旬に3例目の感染を報告したが、女性の死亡に関する詳細は明らかにしていない。
WHOによると、死亡した感染者には複数の基礎疾患があり、生きた家禽との接触歴があった。
WHOは、女性が発病前に訪れた生鮮食品市場から採取されたサンプルがインフルエンザA(H3)型陽性であったことから、この場所が感染源であった可能性があるとしている。
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