今月29日、河北省衡水市安平県で都市ガス(液化天然ガス)のガス管が破損し、漏れたガスが爆発する大規模事故が起きた。大きな爆発音を伴う爆発により、通り沿いの店舗から巨大な炎が道路上まで噴き出した。
爆発現場の映像はネット上に流出しており、黒煙が立ち込める画面のなかに、爆発で飛び散った破片やガラスが一面に散らばり、周囲の複数の車両も炎上するなど、深刻な被害を受けている様子だ。
現地当局の発表によると、火は約1時間後には消され、この事故で2人が死亡、2人が重傷を負ったという。爆発原因については、「水道会社によるパイプライン網の改修工事のミスで、都市ガスを送るガス管を破損したため」とされている。
中国の報道によると、現地公安は、関係する責任者5人の身柄を拘束しているという。
現場の動画などからして、今回の爆発事故は非常に大規模であるとともに、実際の死傷者数などは「当局が公表した人数より、はるかに多いのではないか」とする声も根強い。
6月21日に寧夏回族自治区の銀川市で起きたガス爆発事故では、31人が死亡している。中国国内における大規模なガス爆発事故はその後も続発しているが、今回また繰り返されることになった。
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