[ワシントン 1日 ロイター] – 米国務省のミラー報道官は1日、中国外相に復帰した王毅氏を正式に米ワシントンに招待したと明らかにした。
クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)が7月31日に中国外務省の楊涛・北米大洋州局長と行った会談で招待したという。
ミラー報道官は、前日の会談で(前外相の)秦剛氏に対する米国への招待が王氏に引き継がれることを明確にしたと明らかにした。ただ、中国側が招待に応じたかどうかは明確にせず、「中国が招待を受け入れ、実現することを期待している。日程はまだ決まっていない」と述べた。
中国全国人民代表大会(全人代、国会)常務委員会は先月終盤、秦氏を解任し、前外相の王氏を後任とする人事を決定した。
ブリンケン米国務長官は6月の訪中で、秦氏と会談。中国外務省当局者は秦氏がブリンケン務長官の招請を受け、米国を訪問する予定だと述べていた。
在米中国大使館の報道官は、クリテンブリンク氏との協議について 「中国と米国の関係のほか、相互の関心事である世界や地域の問題を巡り、率直で詳細にわたる建設的な意見交換を行った」とし、「ハイレベルの交流に関して、双方は必要なコミュニケーションを維持している」と述べた。
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