[ヨハネスブルク 22日 ロイター] – 中国外務省アフリカ局の呉鵬総局長は22日、アフリカ諸国は中国に対し、アフリカでのインフラ建設から工業化へと重点を移すことを望んでいると語った。南アフリカで24日まで開催される新興5カ国(BRICS)サミット(首脳会議)の会場で記者らに語った。
呉氏は、アフリカ諸国間の関税撤廃を目指すアフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)のためにこうした転換は必要だと語った。
中国は24日に行われるBRICSの特別円卓会議で、アフリカ首脳とアフリカの工業化計画について話し合う予定だ。
ボストン大学によると、2000年から20年の間に、中国の国有銀行を中心とする金融機関はアフリカ諸国に1600億ドルを融資することで合意した。
呉氏は、中国企業によるアフリカへの投資、特に中小企業の投資は増加するだろうと発言。「世界経済あるいは中国経済がどうなろうと、中長期的な傾向として、中国企業は多少のリスクを冒してでもアフリカに進出するつもりだ」と述べた。
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