東京都江東区の木村弥生区長が26日の記者会見で辞職する意向を表明した。木村氏は、4月に行われた区長選挙でのインターネット広告に公職選挙法違反の疑いを持たれ、今月24日には東京地方検察庁特捜部による家宅捜索を受けた。
「新年度予算の編成など重要な業務が控えており、区政をこれ以上混乱させるわけにはいかない」と木村氏は述べ、辞職の理由を説明した。25日には副区長に辞意を伝えたという。
木村氏は25日の区議会第3定例会の最終日に本会議を欠席。区長の欠席は異例の事態であり、その他の公務もキャンセルされ、公務の遂行に支障が出ていた。
木村氏は2014年の衆議院選挙で比例北関東ブロックから国会に初当選し、その後2期にわたって衆議院議員を務めた。2023年の区長選挙で江東区区長に当選した。
父親は元衆議院議員の木村勉氏。木村氏は会見で、辞職について「父に相談した」と述べた。
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