神韻京都公演が閉幕、「エネルギー感じ心が洗われた」一流美容家が絶賛

2024/01/05 更新: 2024/10/11

4日、日本で巡回公演中の神韻芸術団が、ロームシアター京都メインホールでの最終公演を迎えた。ニューヨーク発の神韻は、中国古典舞踊と音楽を通して、中国本土で失われた伝統文化の復興を目指している。前日に続きチケットは完売。千年の歴史を有する古都・京都の観客が、中国伝統文化の風雅な趣を味わった。

受賞歴ある剣詩舞家「伝統と現代の融合が良かった」

2024年1月4日午後、剣詩舞家の坂上晃さんとご夫人の史子さんが、神韻ニューヨーク芸術団のロームシアター京都メインホールでの第3回公演を鑑賞した。坂上さんは、令和3年度全国剣詩舞群舞コンクールで優勝している(藤野偉/大紀元)

この日、剣詩舞家の坂上晃さんとご夫人の史子さんが公演を鑑賞した。「本当に素晴らしかったです。感動しました。綺麗だったのと、皆さんの動きがピシッと合っていたので、ものすごく伝わってきました」と感激を語った。

剣詩舞とは、詩吟(吟詠)にあわせ和服で舞い、詩の情緒を表現する日本の芸道だ。晃さんは、令和3年度全国剣詩舞群舞コンクールで優勝している。「我々も舞をやっているんですけど、日本の舞なので、中国のエッセンスを非常に素晴らしく感じました」と語った。

神韻の舞踊家らの高度な身体能力に、鍛錬の成果を感じたという。「柔軟性であったり、跳躍力であったり、皆さんやはりすごく練習されていて、一つのものを表現しようとしているのが伝わってくる。そこが良かったです」。史子さんは、冒頭の幕が開いた瞬間から、演者の一糸乱れぬ美しさに感動し、涙が出そうになったと語った。

神韻公演では、ステージ後方に鮮やかな光景を映し出すデジタル背景幕や、東洋と西洋の楽器を融合したオーケストラが奏でるオリジナル楽曲が、観客を悠久の世界に誘う。晃さんは、「演出もものすごく良かったですよね。幕の開くタイミングや音が入るタイミングが非常に良かったです」と絶賛した。

自身も歴史ある舞踊に携わる晃さん。「昔から伝わってきているものと今の時代との融合が良かったです。これからもずっと伝えていってほしいと思います」と述べ、伝統文化の復興を掲げる神韻の取り組みを讃えた。

一流の美容家が絶賛「すごく心が洗われた」

2024年1月4日午後、美容家で九星気学鑑定士の草津衣里さんが、神韻ニューヨーク芸術団のロームシアター京都メインホールでの第3回公演を鑑賞した。草津さんは美容業界で数々の表彰を受け、ミス・ユニバースやミス・ジャパンの認定講師を務めた経歴を持つ。(王文亮/大紀元)

この日、美容家で九星気学鑑定士の草津衣里さんが公演を鑑賞した。草津さんは、エステティックサロンのオーナーとして美容業界で数々の表彰を受け、ミス・ユニバースやミス・ジャパンの認定講師を務めるなど、華々しい経歴を持つ。昨年の神韻公演で大きな感動を味わって以来、今シーズンの公演を心待ちにしていたという。

「もうとにかくエネルギーをすごく感じました。一人一人の表情の豊かさと、踊りの力強さとしなやかさに圧倒されるばかりでした。すごく心が洗われる感じもしましたし、皆さんとても綺麗な心をされているんだなというのが伝わりました」と絶賛した。

「オーケストラの方もそうですし、司会の方もそうです。舞台の皆様の表情と優しさと愛と強さから、本当にエネルギーを頂きました」

最前列で鑑賞したという草津さん。目の前でオーケストラが奏でる音楽に夢中にさせられたという。「音楽の力もすごいなと思いました。もうすっかりその世界に引き込まれまして、本当に夢の中を旅しているような気持ちになりました」と、神韻の世界観にひたっていた。

神韻公演は約20の短い演目からなり、中国の壮麗な歴史や高貴な伝統を表現し、現代中国における精神的伝統の継承者を描いた舞踊劇も上演される。徳を養い座禅で心を鍛えるといった修煉文化を継承する法輪功の学習者らが受難した末に、大いなる救済が描かれる。

草津さんは特にこの現代劇が印象に残ったようだ。「やっぱり胸が痛いですね。ですが、それを演目として披露されるところに勇気を感じます。本当に世界中が平和になってほしいという願いが伝わります」

草津さんは現在、中国古来の叡智である陰陽五行説や易経をベースにした九星気学による開運鑑定を行なっているという。新年を迎えてすぐに神韻を鑑賞して、モチベーションも高まったようだ。

「やはり一人一人の志を高く、世の中の皆さんに平和になっていただけるように、個人でもそのように努めたいと思います。周りの人に優しく、力強く、誠心誠意で今年一年頑張ろうと思いました」

ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は失われた中国伝統文化の復興を掲げ、世界各国の劇場で毎年一新した演目を披露している。現在、8つの同規模の芸術団を抱え世界中で巡回公演を行なっている。神韻2024日本公演は、2023年12月22日から2024年2月16日にかけて、全国12会場で42公演を挙行する。

公演のチケットはチケットセンター(0120-91-8487、午前10時〜午後6時)のほか、公式ホームページから購入することができる。チケットぴあや楽天チケット等、大手チケット予約サービスでも取り扱いがある。

大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。

大紀元報道記者。東京を拠点に活動。