[30日 ロイター] – ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は、ロシアの輸出品に対する人民元決済が過去2年で86倍に増加し、全体の34.5%に達したと明らかにした。30日公表された国営通信社RIAのインタビューで述べた。
ロシアの輸入決済でも人民元の利用が急増し、過去2年で8倍の36.4%に達したと指摘。「ロシアの対外経済活動は(ドル以外の)他通貨、主に人民元の利用に非常に積極的に切り替わっている」と述べた。
ロシアはウクライナ侵攻後、中国をはじめとする非西側諸国との政治的・経済的関係強化に軸足を移した。
中国税関総署のデータによると、2023年の中ロ貿易額はドル建てで前年比26.3%増の2401億ドルとなった。
ナビウリナ氏は、ロシアの貿易収支に占めるBRICS諸国の割合も過去2年で2倍の約40%に拡大したと述べた。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。