TikTok 、テイラー・スウィフトらの楽曲使用不可に

2024/02/07 更新: 2024/02/08

世界最大の音楽企業のユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)は2月1日から、TikTokで米国の人気歌手テイラー・スウィフトなどの楽曲の提供を停止した。UMGとTikTokの間のライセンス契約更新交渉が決裂になった。既存契約は1月31日時点で期限切れとなった。

UMGは、TikTokがアーティストとソングライターに他の主要SNSプラットフォームの数分の一のレートでの支払いを提案したことを受け、「音楽の価値を適正に評価していない」と批判した。

UMGは声明で、

・アーティストとソングライターへの適切な報酬

・AIの有害な影響からの人間のアーティストを守ること

・TikTokユーザーのオンライン上の安全性

といった問題点に対処するようTikTokに提案してきたが、TikTokはこれに無関心、或いは威圧的な態度で応じたと述べた。

TikTokは、「UMGの自己中心的な行動はアーティスト、ソングライター、そしてファンの最善の利益にはならない」と指摘し、「アーティストらの利益よりも自分たちの欲望を優先している」と反論した。

 

清川茜
エポックタイムズ記者。経済、金融と社会問題について執筆している。大学では日本語と経営学を専攻。
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