[メキシコ市 16日 ロイター] – NTTデータのラテンアメリカ・欧州担当最高経営責任者(CEO)、木村千彫氏は15日、ロイターのインタビューに応じ、最近の「ニアショアリング(市場に近い国に生産拠点を移すこと)」トレンドがラテンアメリカ、特にメキシコへの企業進出を促しているとしつつ、為替リスクや今後の選挙が懸念だと指摘した。
NTTデータは、アジアや欧州などからこの地域に進出する企業に情報技術(IT)やビジネスに関する助言業務を行っている。
木村氏は米国、メキシコやその他地域諸国における今年の大統領選挙に言及。特に米国については「地政学的状況全体に大きな影響を与える」としつつ、詳細な説明は避けた。
メキシコについては、世界のサプライチェーン(供給網)における「劇的な」シフトの主な受益者の一つとして注目されていると指摘。「非常に魅力的な市場」であり、「われわれのビジネスを成長させる上で最も重要な国の一つ」と語った。
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