今月23日、中国湖北省孝感市孝昌県で傷害事件が発生した。現地当局は事件に関する情報封鎖に乗り出しており、事件の関連動画は削除されている。
「事件関連情報をネットでつぶやくだけでSNSアカウントを封鎖され、公安が家にやってくる」と現地ユーザーは明かしている。
中国メディア「澎湃新聞」によると、容疑者はすでに逮捕されている。「容疑者の母親を含む8人が負傷した、具体的な被害者数は確認中」とのこと。
また、犯行動機に関しては、こういった事件が起こった時に必ず出てくる定番セリフで「容疑者は精神疾患を患っている疑いがある」と報じられている。
いっぽうで、同事件に関してネット上で拡散されている「一説」によれば、容疑者は40代で生涯独身、事件は村での健康検診中に発生し、7人がすでに死亡し、1人が負傷して病院で手当てを受けている。被害者の中には3歳前後の小さな女の子も含まれるという。
SNS上では当局の公表に対し、
「『具体的な死傷者数は確認中(当局による公式通報)』って、死傷者を数えるのがそんなに難しいのか?」
「なんで負傷という言葉を使うのか、間違いなく7、8人死んだのに」
といった非難が寄せられている。
近年、中国各地で社会への報復を動機とする凶悪事件が頻発している。その背景には「最近の中国の政治・経済情勢の深刻な悪化や失業ブームがもたらす社会全体に充満する不満がある」と多くのアナリストは分析している。
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