今月1日、中国籍の男が靖国神社の石柱にスプレーで「toilet(トイレ)」と落書きし、小便をするような様子が写った動画が中国SNSに投稿された。
この件をめぐり、日本のSNSでは怒りの声が高まり、日本警察が器物損壊の疑いで捜査、高須クリニックの高須克弥院長までこの男の首に「懸賞金1千万円」を掛けた。
しかし、「指名手配中」の男はその後中国に逃げ帰っていたことがわかり、男のしたことに対しては、中国国内からも「恥知らず」と非難の声が一部上がっている。
そんななか、今月2日、今度は中国広東省で、別の男が放尿する動画がSNS拡散されて話題になった。
男が放尿した場所には、「中共海珠党史展覧館」や「広州市愛国主義教育基地」などの看板が掲げられた、中国共産党が国民を洗脳する「愛国基地」である「共産党党史展覧館」だった。
男の行為をめぐり、SNS上では「靖国神社に放尿するのは間違っているが、共産党の党史展覧館にするのは正しい」、「民主国家でそれ(公共物に放尿)やるのは卑怯だが、中国でそれができるのは立派だ、しかも場所選びが最高だ」と、放尿した男を勇者扱いするコメントが殺到している。
投稿動画の撮影日時は不明で、映像も鮮明でないため、男が本当に放尿しているのか、あるいは放尿するふりをしているだけなのか、確かではない。
ただ、靖国神社の事件が炎上してほとぼりがまだ冷めないうちに、このタイミングで出回ったこの動画に関して、SNS上では「靖国神社で落書して小便する中国人を快く思っていない人が、このような対抗動画をつくったのだろう」といった熱い議論が交わされている。
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