ソ連退役航空母艦「ミンスク」か 江蘇省での解体作業中に火災発生 

2024/08/18 更新: 2024/08/18

江蘇省南通港に8年間にわたり南通港に停泊していた退役した航空母艦ミンスク」で、8月16日に突然火災が発生した。地元政府はかつて、この航空母艦を利用した観光事業に160億元を投資する計画を立てていたが、最近の財政状況が厳しく、プロジェクトは負担となっていた。

8月16日、江蘇省南通市の消防救援隊は、16時頃に蘇錫通工業団地の長江沿いで行われていた退役航空母艦の解体作業中に火災が発生したことを発表した。現在、消防隊を含む関係機関が火災の鎮火作業に取り組んでいる。

南通市の消防局は、退役した航空母艦の具体的な名前を公表していないが、メディア報道によると、この航空母艦はかつてソ連海軍が運用していた「ミンスク」である可能性が高いと言われている。

火災現場を撮影したネットユーザーは、「夜9時になろうとしている時間にもかかわらず、航空母艦は5時間以上も炎上している。周辺は消防車であふれ返り、消防隊員たちは船体に近づくことができない状態だ。航空母艦の甲板は完全に焼け落ち、艦橋も崩壊しており、甚大な被害が出ている」とコメントしている。

インターネット上で共有されている複数の動画によれば、8月16日の昼間に「ミンスク」からはいくつかの場所で黒い煙が上がっている様子が確認され、夜9時頃には火災がさらに激しさを増し、現場からは濃い黒煙が上がっていたとされている。

李浄
関連特集: 社会問題