中国経済の低迷は、人々の生活に大きな影響を及ぼしている。どの業界も「生き残り」をかけて厳しい競争を強いられ、給料削減や人員削減が常態化しているのだ。
いっぽうで、中国国民の最も重要な個人資産である不動産価格が下落し続け、給料もどんどん減っているのに、中国共産党当局による過剰な通貨発行の結果、インフレが続いている。
特筆すべきは、上海の野菜価格が、米ニューヨークのそれに追いついたということ。
野菜価格は各地で高騰しているが、とくに上海では、一部の野菜の価格は以前の2倍、ないし3倍以上にまで高騰している。
中国農業農村部が公表したデータによると、重点観測の野菜28品目の全国卸売価格が、6月16日~8月15日の間で40%以上高騰している。
「野菜が肉よりも高い!」「買えない!」とネット上では、市民の喘ぎがあふれ、国民の生存環境は悪化の一途をたどっている。
自殺者もとにかく「多い」。
大手マスコミは「中国の良い面」をばかり報じるが、これが、中国の逃れられない現実だ。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。