30日に東京都区部の2024年8月の消費者物価指数(中旬速報値)が発表され、総合指数は前年同月比で2.6%の上昇となった。前月の2.2%から0.4ポイント拡大した。また、前月比(季節調整値)では0.6%の上昇を記録した。
生鮮食品を除く物価も上昇
生鮮食品を除く総合指数は前年同月比で2.4%上昇し、前月から0.2ポイント拡大した。エネルギー関連では、ガソリン価格が下落に転じたものの、電気代や都市ガス代の上昇幅が拡大し、総合指数に対して0.11ポイントの押し上げ効果があった。また、生鮮食品を除く食料品も上昇幅を0.02ポイント押し上げ、家庭用耐久財の影響でさらに0.04ポイントの押し上げが見られた。
エネルギーと食料品の影響
エネルギーを除いた総合指数では、前年同月比で1.6%の上昇となり、前月比では0.4%の上昇を記録している。この結果、エネルギー価格や食料品の上昇が物価全体に与える影響が引き続き大きいことが示された。
物価の上昇は、エネルギーや食料品をはじめとした生活必需品において顕著であり、家計への影響が懸念される。今後も物価の動向に注目が集まる中、家計の負担がさらに増加する可能性がある。
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