中国では、ご存じのように、中共ウイルス(新型コロナ)などの感染症が今も続いており、中国各地の医師が「新型コロナウイルス変異株KP.2の感染拡大」について警鐘を鳴らしている。
最近では、中国各地で「変異株KP.2」が蔓延し、患者数が激増しているとの注意喚起がなされ、動画を投稿した医師自身も感染しているという。 9月の新学期を迎え、学内での集団感染のリスクも高まっており、米国疾病予防管理センター(CDC)はマスクの着用や社会的距離を保つことを推奨し、個人の防御を強化するよう注意を促している。
その一方で「病院内感染」が起きているが実態は隠蔽されていることや、知り合いの突然死のケースが増えている事実を、各地の市民が明らかにしている。
5日、NTD新唐人テレビの取材に応じた吉林省吉林市在住の趙強氏(仮名)は、「自分は最近入院したが、病院内で集団感染が起きており、多くの医療従事者も感染している。しかし、その事実は隠蔽され、病院側は『ただの風邪だ』と言い張り、新型コロナに関しては一文字も触れていない」と訴えた。
同じく入院していた遼寧省大連市の張忠(仮名)氏も、「地元の病院でも集団感染が起きている、半数の人がのどの痛みや発熱などの症状を呈している」「若者や中年が突然死するケースも異常に増えている」と明かしている。
上海に住む閻(えん)さんの場合、「多くの知り合いがコロナに感染しているし、なかには発熱したと思ったら数日もしないうちに急死する人もいるが、病院側はその死因を教えてくれない」と話した。
ウイルス学と感染症の専門家である董宇紅博士は「中国共産党(中共)政府は感染症に関する情報を報道せず、隠蔽したり、報道を抑圧したりしているため、実際はどの程度感染しているのか、また亡くなった人々の情報は、市民に十分に伝わっていない状況が存在している」と指摘した。
情報源によれば、感染の事実を隠す目的で、中共が内部で出した指示には、感染の重大性を公にしないようにとの内容が含まれているというのだ。
具体的には、「新型コロナウイルス」という言葉の使用を禁止するよう求め、病院による新型コロナウイルスの診断証明の発行を禁止し、さらに関連する資料を、すべて破棄するよう指示していた。
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