「心が折れる」 嘆く被災者 能登豪雨災害 死者7人 行方不明者2人

2024/09/23 更新: 2024/09/23

21日から、降り続いている猛烈な豪雨で、石川県奥能登は河川が氾濫するなどの深刻な被害を受けた。被災地では自衛隊、警察、消防が懸命な救命救助活動を行っている。

23日夕方、県が発表した情報では、死者が輪島市で6人、珠洲市で1人の計7人、行方不明者が珠洲市と能登町で2人、安否不明者が輪島市で4人、珠洲市で1人の計5人となっており、孤立集落が輪島市で8地区40か所 珠洲市 で4地区14か所、能登町2地区2か所で計14地区56か所が、未だ移動や物資の流通が困難なままとなっている。

今年はじめの能登地震によって、火災で200棟以上が焼け、およそ5万平方メートルが焼失し、その街並みはいまだ回復がなされないまま、今回、豪雨の被害を受け、街中が流木や泥で覆われ、現地の住民はまさに塗炭の苦しみを味わっている。
 

2024年9月22日、石川県輪島市で大雨の後、泥で覆われた道路に立ち往生する車(Photo by Yuichi YAMAZAKI / AFP) (Photo by YUICHI YAMAZAKI/AFP via Getty Images)

 

石川県輪島市で発生した大雨による土砂崩れの現場で、瓦礫と泥を取り除く作業員(Photo by Yuichi YAMAZAKI / AFP) (Photo by YUICHI YAMAZAKI/AFP via Getty Images)

 

大雨による塚田川の氾濫で流された瓦礫の中から行方不明者を探す救助隊員(2024年9月23日、石川県輪島市)(Photo by YUICHI YAMAZAKI/AFP via Getty Images)

被災した珠洲市と能登町を訪れた石川県知事・はせ浩(馳浩)氏は自身のXアカウントで、「1000年に一度の大規模な地震の後に、100年に一度の想定を上回る豪雨というダブルパンチで、被災された方から「心が折れる」という声もありました」と述べた。

https://twitter.com/hase3655/status/1838089155274018848

はせ知事は「本当に辛く厳しい状況ではありますが、能登は必ず復興します。人命救助を最優先にし、被災された皆さんには、必ず支援物資を届けます。生活支援や通信・上下水道・道路といったインフラの復旧に全力をあげてまいります」と語った。

大道修
社会からライフ記事まで幅広く扱っています。
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