生活をさまざまな角度から便利にする「スマート家電」
いまではドアロックからカーテン、リモコン、ライト、監視カメラ、スピーカー、テレビ、エアコン、掃除機、洗濯機、冷蔵庫、食器洗浄機など様々な製品が発売されている。
今回は、その中国のスマート製品の「怖い話」をしよう。心の準備、できましたか(笑)?
ハンズフリーで解錠・施錠できて快適、日本でも導入するお宅が増えているという「スマートロック」。
7日、中国安徽省に住む女性は「自宅のスマートロックが夜中に勝手にロックを解除しやがった!」と訴える動画をSNSに投稿し、注目を集めた。
女性によると、朝起きたら自宅の扉が開いていたことに気づき、最初は、閉め忘れたのかなと思っていたが、後に監視映像を見て衝撃的事実が判明。なんと、スマートロックは家族全員が寝静まった真夜中の3時半ごろに突然わけもなく勝手に「ロック解除した」のだという。
「夜、自宅の扉をオープンにしたままにする」ことは、日本ほど治安のよくない中国では大変な危険を伴うことはいうまでもない。
幸いにも、その夜はドロボーに入られずに済んだが、「怖すぎるよ」とその女性は震えあがった。
(夜中に勝手に開くドア)
関連投稿をめぐっては、「うちも同じ状況」など、スマート製品が突然動き出すから困惑しているといった声が殺到しているという。
「うちの『小愛音箱(シャオミのスマートスピーカー)』は真夜中に歌を再生する、だから毎晩プラグを抜いて寝てる」
「 うちの天猫精霊(スマートスピーカー)は真夜中に『はい、どうぞご指示ください』と声もかけてないのに答えたと思ったら、歌を再生しはじめていたよ」
「うちのスマートトイレは夜中に勝手に水を流したのでビックリ! 知らない誰かがトイレを流したと思ったよ。怖すぎる」
「明け方4時過ぎにスマートロックからピンポン音が鳴ったよ、しかし監視カメラの中に人影はいなかった。故障なのか、それとも幽霊か……どっちも怖いよ!」
「夜、寝室で休んでいると、リビングから誰かの話し声がした。自宅には自分1人しかいないはずなのに、あの時は本当に怖かった。夜勤の旦那に電話して即刻帰宅してもらったら、スマートテレビが勝手についていただけだったことが判明した」
「スマート製品は便利だが、故障すると大変。急に再生されるとか、本当に怖いし心臓に悪い」
「スマート化」の背後にある意図
中国共産党(中共)が「スマート化」を推し進めるのは「よりよく監視を行うため」だと指摘する報道もあるほど、その意図は明白だ。
中国のテクノロジー企業の元従業員である劉さんはかつてNTD新唐人テレビの取材に対し、このように指摘している。
「中国では、国民が公共の場で監視されているだけでなく、各家庭のテレビも監視装置となっているため、監視されているよ。あなたが家のなかで話したこと、したことは全て当局の監視下に置かれている」
「共産党の全体主義体制の下では、どのテクノロジー企業も政府からの国民監視の要求を拒むことはできないだろう」
「知り合いの深センの新興テクノロジー企業のオーナーから聞いた話だが、その人は中共の高官からあるアプリに監視機能を追加するよう依頼された。そのアプリというのは市民がいつ家に到着し、いつ家を出るかを監視するものだった、その話を聞いた時は身の毛がよだった」
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