中国の秋の味覚の代表といえば「上海ガニ(中国では大閘蟹と呼ばれている)」
今年は猛暑に伴う養殖地の水温上昇の影響で、大量死が発生しており、個体もなかなか大きくなれず、生産量は例年より約5分の1少ない。
そのうえ、最高級品とされる「陽澄湖産(蘇州市内)」産のカニたちは台風の直撃により破壊した養殖場から「集団脱走」する事件も起きており、例年より「値段高騰」が懸念されていたが、いまでは値段が急落している。
「十・一」大型連休後、中国各地で価格が急落し、連休前に比べて3分の1以上、なかには半額にまで値下がりした地域も出てきている。
業界関係者は「このような安値が出るのは例年より1週間ほど早い、今後1週間で価格はもっと下がるだろう」と普遍的に推測している。
中国メディア「紅星新聞」が養殖業者の話を引用して伝えたところによると、今年は上海ガニが市場に出回り始めた9月末の価格は比較的高かった。9月末の時メス1匹の販売価格は120元(約2500円)だったが、今では90元(約1900円)で24%下がってきており、今後もっと安くなると思われる。
また、別の市場経営者によれば、「十・一」大型連休の2日前、上海ガニが市場に出始めたころの価格は今の2倍だった。今後1週間以内にさらに10%下がる見込みだという。
これからは、上海ガニの買い時かも知れない!
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