「自分が知らないうちに、聞いたこともない上海の会社の3億9600万元(約84億円)の融資の保証人になっている」
そう(実名で)訴えるのは広東省に住む李さん。
耳を疑うこの「事件」は14日、中国検索エンジン最大手の「百度(バイドゥ)」でトレンド入りし、物議を醸した。
女性がこの衝撃的事実を知るきっかけは、たまたま友人から大金を借りる必要があったから、自分の信用情報を照会したことによる。
「自分を融資の保証人にした上海の会社と銀行は、自分の身分情報を不正利用し、違法な手段を使ってウソの融資を騙し取った、巨額の詐欺を働いた」として、李さんは110番通報した。
李さんの親族で代理人でもある謝さんは、中国メディア「環球時報」に対し、「李さんは保証人になったことはないし、問題の会社と取引したこともない」と明かしている。
この件について、別の中国メディア「紅星新聞」が、問題の上海の会社の話を引用して報じたところによると、「スタッフによる操作ミスであり、情報を修正した」という。
しかし、ネット上では「操作ミス」という主張、いや「苦しい言い訳」について、
「絶対信じないぞ」
「保証人になるのに顔認証が必要だよ、どうやって通ったの?」
など、反発の声も高い。
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