社会 ここまでくると故意殺人のレベル

【動画あり】検問中に車止めるために「三角コーンぶん投げ」 罰金稼ぎに狂う中国交通警察

2024/11/21 更新: 2024/11/21

またも中国の交通警察がおこなった、まさに目を疑うような一部始終を記録した動画がネットに流出して、物議を醸している。

罰金を稼ぐために、ここまでやるのか」と驚きを禁じ得ない。

走るトラックに「三角コーン」投げつける

撮影場所も日時も不明だが、ある夜に撮影された中国の、とある町中の光景。

交通警察らは路面に障害物などを敷き、走行する車を止めて検問を行おうとしているようだが、そこへ大型トラックの集団は、「関所」など完全無視して猛スピードで通過していく。

それを見かねたある交通警察は、地面に置かれていた三角コーンを持ち上げて、高速前進中の大型トラックに向けて思いっきり投げつけたのだった。

この危険すぎる行為に、ネット上では罵声が殺到している。

「いくら公務執行と言えども、明らかにやりすぎだ」

「ここまでくると故意傷害。いや、故意殺人のレベルだ」

「罰金をとるのに、ここまで血迷ったか」

確かにその行為によって大型トラックが転倒し、運転者が命を落としても不思議ではないケースと言える。

 

(高速前進中の大型トラックに向けて三角コーンを思いっきり投げつける交通警察)

どこまで続く「交通警察の暴走

中国の地方政府は今、深刻な財政難のなかにある。その地方政府の傘下にある公安・警察部門も、例外なく「金がない」状態だ。

そこで収入を増やすため、交通取締まり部門が全力で進めているのが、血眼になって、交通違反の理由を無理やり見つけ出し、ささいな事にも罰金を科す「公務執行」である。

ところが、この「罰金とり」に躍起になるあまり、なんと警察車両が交通事故を起こす例が、中国の各地で多く見られている。そうした事例もふくめて、ネット上では「交通警察による、やりたい放題の違反切符切り」の話題は尽きない。

 

(走行中のバイクめがけて思いきり警棒を叩きつけ、転倒させた交通警官)

 

今回のような「危険過ぎて、もはや故意殺人レベル」と言っても過言ではない、悪質過ぎる事例から、街中で白昼堂々フォークリフトなどの重機を使い、きちんと駐車可能な区画内に駐車していた車を駐車禁止の場所へ移動させ、あえて、駐車違反を「作り出して」罰金切符を切るケースもある。

さらには警官が「走るバイクを突き飛ばす」「走るバイクの前に障害物を投げ込む」といった人命を全く無視した「荒すぎる公務執行」も、たびたびニュースになっている。

 

交通警察が、3人乗りする電動バイクを止めるのに拳銃を突きつける場面(SNS投稿動画よりスクリーンショット)

 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
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