中国各地で社会報復を目的とした事件が相次ぐなか、上海地下鉄駅の訓練内容が「事故処理」から「対テロ」へとグレードアップしたことがわかった。
過去では「列車の故障や遅延」などが行われていたが、近頃では「刃物などを持った客が、他の乗客を人質にとり何らかの要求をするケース」などを想定した上での鎮圧訓練、また爆発物への対策、電子広告スクリーンに、反政府スローガンが流れる場合への対応など、公共の安全、政治の安全に関する訓練に変わってきているという。
NTD新唐人テレビに寄せられた情報提供者による情報では、直近最も頻繁に行われた訓練はハッキングや攻撃をうけた電子広告スクリーンへの対応だそうだ。「事件発生から5分以内に『反政府スローガン』を表示させられたスクリーンを覆い、スクリーンの電源を切る」ことを求められている。
警察からは「クリスマス、元旦、大晦日前後は特に注意するよう」警告されており、そのような「対テロ 」訓練では、駅員に「対爆発物用の防爆ブランケットの使用方法」について教える警察の姿も見られたそうだ。
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