社会問題 「刃物を持った客による人質事件や電子広告スクリーンへのハッキング」などを想定

上海地下鉄駅の訓練内容に変化 「事故処理」から「対テロ」へとグレートアップ?

2024/11/22 更新: 2024/11/22

中国各地で社会報復を目的とした事件が相次ぐなか、上海地下鉄駅の訓練内容が「事故処理」から「対テロ」へとグレードアップしたことがわかった。

過去では「列車の故障や遅延」などが行われていたが、近頃では「刃物などを持った客が、他の乗客を人質にとり何らかの要求をするケース」などを想定した上での鎮圧訓練、また爆発物への対策、電子広告スクリーンに、反政府スローガンが流れる場合への対応など、公共の安全、政治の安全に関する訓練に変わってきているという。

 

社会報復事件頻発を受け 上海地下鉄駅における「対テロ」訓練の様子(情報提供者より)

 

NTD新唐人テレビに寄せられた情報提供者による情報では、直近最も頻繁に行われた訓練はハッキングや攻撃をうけた電子広告スクリーンへの対応だそうだ。「事件発生から5分以内に『反政府スローガン』を表示させられたスクリーンを覆い、スクリーンの電源を切る」ことを求められている。

警察からは「クリスマス、元旦、大晦日前後は特に注意するよう」警告されており、そのような「対テロ 」訓練では、駅員に「対爆発物用の防爆ブランケットの使用方法」について教える警察の姿も見られたそうだ。

 



「社会報復」就職できない名門大学生 地下鉄車内に爆弾仕掛ける=中国・上海

中国で増え続け社会報復、就職できない名門大学生が上海地下鉄車内に爆弾を仕掛けた。

 

社会報復事件頻発を受け 上海地下鉄駅における「対テロ」訓練の様子(情報提供者より)

 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
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