【閲覧注意】本記事には、不快な映像があります。ご注意ください。
23日夜、中国寧夏回族自治区・固原市の路上で、小学校に通う12歳の男子児童が公安に暴行される「事件」が発生。暴行事件の一部始終を捉えた監視カメラ映像などがネットに流出し、世間を震撼させている。
被害を受けた児童の保護者は、暴行された理由は「生徒同士でケンカをし、誰かが公安を呼んで殴らせた」と主張している。
映像はまず、制服姿の公安2人が1人で町を歩く男子児童の行く手を阻むところから始まる。映像からは音は拾えなかったが、双方は何らかの会話を交わした後、公安の1人はいきなり男子児童に平手打ちをくらわし、2回ほど蹴りを入れ、強く蹴り飛ばした。突然、暴力を受けた男子児童は両手で頭を抱えて地面にしゃがみ込んだ。公安による暴行は止まらず、男子児童は地面に倒れるほど殴られた。その後も公安は児童の髪の毛を掴み、立たせると、さらに容赦ない暴行を加えていた。最後に児童の顔めがけ膝蹴りを入れた。
もう1人の公安は手を出さず、そばで一部始終を見ている。
動画の別のシーンでは、被害を受けた児童の母親と思われる女性が携帯電話でこの監視カメラ映像を撮影しながら、警官に「法執行者の張易は、紅荘小学校の12歳の子供を殴った」「児童同士の喧嘩なのに、私たち保護者が駆けつける前に、張易という名の法執行者は子供を殴り倒した」と訴えている。
現地公安当局は中国メディアに対し、「現在、この件について調査中」とだけ答えている。
(小学生に暴行する公安たち、2024年11月23日、中国寧夏回族自治区・固原市の路上)
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