佐々木朗希 MLB入団先は?  MLBの20球団が面談を希望

2024/12/31 更新: 2024/12/31

ロッテマリーンズのエース投手、佐々木朗希(23)のメジャーリーグ(MLB)挑戦が注目を集めている。佐々木の代理人のジョエル・ウルフ氏は30日、MLBの20球団が面談を希望したと語った。同氏は「彼は同じ場所、条件での面談を希望し、公平に見ていた。各球団はチャンスがあると感じたはず」と振り返った。どの球団が面談したなどの詳細は未定。時事通信の他、複数のメディアが報じた。

昨年、大リーグで初めてホームラン50本と50盗塁の「50-50」を達成しナ・ルーグのMVPを獲得した大谷翔平選手の他、またカブスでは15勝3敗をあげた今永昇太投手(30)など、昨シーズンは日本人選手が大活躍した。WBCの侍ジャパン日本代表でも活躍し、日本でもトップクラスの実力を持つとされている佐々木の人気や期待は高まりを見せている。

中日スポーツによると、ウルフ氏は20球団が佐々木に対して資料や映像などでアプローチをとってきたと述べた。

具体的なチーム名については明かされておらず、佐々木はこれまでに「数チーム」と面談を行っているものの、代理人は「選定の過程については詳細は話せない」として、具体的な球団名の公表は控えている。

また、ウルフ氏は佐々木が選手を同席させないでほしいと要望したと説明。理由について「一般的に、選手が出席した後に、そのチームと契約しないと、不和が生じかねない」と述べた。ドジャースの大谷ら、日本選手も参加しなかったという

23歳の佐々木は、メジャーリーグの労使協定で定められた25歳未満の海外選手はマイナー契約しか結べない「25歳ルール」の対象となっており、マイナー契約からのスタートが必須で、契約金は最大でも800万ドルとなっている。佐々木本人は「マイナー契約から這い上がって世界一の選手になれるよう頑張る」と、メジャーリーグ挑戦への強い決意を表明している。

今回、20球団が面談したことからも熾烈な争奪戦が繰り広げられていることが判明した。佐々木の最終的な入団先は交渉期間中に決定されると見られている。共同通信によると、佐々木が2025年1月15日から交渉期限の同23日の間に契約を結ぶとの見通しを示している。

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