激変する中国 天網恢々(てんもうかいかい)、疎にして漏らさず:「天の網(神の正義・天の裁き)は、目が粗いようでいて、決して悪を逃さない」

中国・安徽省の元公安副庁長が失脚 法輪功迫害にも加担

2025/05/01 更新: 2025/05/13

中国共産党(中共)による法輪功への弾圧政策が、幹部の昇進と結びつき、彼の「政治的業績」とされる。だが、その背後で、法輪功迫害の首謀者や加担者、実行者は、いずれも目に見える形での裁きと厳罰から逃れられず、悲惨な末路を辿ったという。

江西省の元副省長・殷美根(いん・びこん)に続き、安徽省の元公安副庁長・劉海石もまた、報いを受けようとしている……。

中国当局は、安徽省公安庁の元副庁長である劉海石に対し、「重大な規律違反と違法行為」の疑いで調査を開始したと発表した。

劉は安徽省の警察機構で30年以上勤務し、公安庁副庁長、亳州市公安局トップ、副市長、治安警察総隊長などの要職を歴任してきたが、劉が要職についていた期間、中共による法輪功学習者への迫害に積極的に関与したとして、法輪功情報サイト「明慧ネット」によっても名指しで指摘された。

また、劉は、米ニューヨークに拠点をおくNGO団体「追査国際(WOIPFG)」の追跡ブラックリストにも載る人物で、同NGOによる調査報告書によると、劉は少なくとも14人の法輪功学習者に対する弾圧や拘束、拷問、違法裁判、さらには彼らの死に関与したと言う。

 

国際人権団体「追査迫害法輪功国際組織」による「劉海石」に関する調査報告(スクリーンショット)

 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
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