総務省が23日に発表した4月の消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が110.9となり、前年同月比で3.5%の上昇となった。これで44か月連続の上昇となる。
品目別では、コメ類の価格が前年同月比で98.4%上昇し、比較可能な1971年1月以降で最大の上げ幅を記録した。これに関連し、外食分野でも価格の上昇が目立ち、すしは5.0%、おにぎりは18.1%それぞれ値上がりした。
エネルギー関連も上昇傾向が続いた。電気代は13.5%の上昇となり、3月の8.7%から伸び率が拡大。都市ガス代は4.7%上昇し、3月の2.0%から加速した。ガソリン価格も6.6%の上昇となり、3月の6.0%に続き高水準を維持した。
一方、授業料は9.5%の下落となり、内訳では、公立高等学校が94.1%、私立高等学校が10.6%それぞれ下落した。2025年度からの高校無償化対象の拡大が、授業料全体の押し下げ要因となったとみられる。
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