公明党の斉藤鉄夫代表は20日の党会合で、山口那津男元代表(72)は、来月の参院選に立候補せず、政界を引退すると報告した。
山口氏は2009年の衆院選で自民・公明両党が下野し、落選した太田元代表の後任に就任。自民党との連立関係を再構築し、与党内での政策調整において重要な役割を果たす一方で、社会保障や受動喫煙防止、LGBT理解の促進など、社会的課題にも積極的に取り組んだ。
2009〜24年9月、在任期間は8期15年にわたり党の代表を務め、1998年に公明党が再結成して以降では最長の在任記録となった。
昨年9月、党内の世代交代を理由に代表を退き、石井啓一氏に後任を譲った後、常任顧問に就任した。
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