激変する中国 実名登録・顔認証・携帯連携で「ネット発言の自由」に深刻な影響

目標は監視対象11億人 中国で「ネット身分証」制度 まもなく始動へ

2025/07/07 更新: 2025/07/07

7月15日から中国で「ネット身分証」制度が本格的に導入される。対象は11億人以上のインターネット利用者だ。

今後、ネットユーザーは政府が発行する「ネットID」と「ネット証明書」により、あらゆる実名制プラットフォームにアクセスすることが義務づけられ、顔認証や携帯番号との連携も必須で、未成年や外国人も例外ではなくなる。

当局は、制度を「任意」と説明するが、すでに400以上のアプリや公共サービスとの連携が始まっており、行政・教育・医療・観光など幅広い分野に影響が及ぶ。

専門家からは、「全人民を対象にした監視インフラ」との批判が相次ぎ、清華大学の社会学者・張宏氏も本紙の取材に対し、「実名制は、詐欺対策になると言われてきたが、犯罪は減らず、銀行被害も続いている」と厳しく批判した。

今後、ネット空間の自由はさらに狭まり、市民の間では「ネット上で発言するのがますます怖くなった」との声が広がった。 

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!
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