大阪市北区中崎西二丁目の機械式立体駐車場において、9日12時5分ごろ「地下にベビーカーが落ちた」との通報があり、大阪府警曽根崎署と大阪市消防局が現場に駆け付けた。機械式立体駐車場の隙間から、ベビーカーが床下に転落し、乳児が乗ったままの状態だった。
通報から約10分後に救出された乳児は直ちに病院に搬送されたが、頭蓋骨を骨折する重傷。警察と消防は、機械の動作やシャッターの閉まり方など、詳しい状況について調査を進めている 。
共同通信などの報道によれば、母親が車を立体駐車場に入庫し、外に出ようとしたところ、突然シャッターが閉まって閉じ込められたという。その後、車を載せた台座部分が回転を始め、ベビーカーが床下へ転落したとみられている 。立地は大阪メトロ御堂筋線梅田駅の北東約500メートルという繁華街にあり、交通量が多い場所である。
機械式立体駐車場では、人や物が誤って巻き込まれる事故も過去に報告されており、利用者への注意喚起や管理側の安全対策が求められている。大阪府や市では、利用者が装置内に入らないこと、また定期的な点検やセンサー設置などの強化も訴えている。
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