高市新内閣発足 「日本の底力を信じ、希望と強い経済を」就任談話で決意表明

2025/10/22 更新: 2025/10/22

高市早苗氏は10月21日、内閣総理大臣に正式に就任し、新たな高市内閣が発足した。首相は就任談話を公表し、「日本と日本人の底力を信じてやまない者として、日本の未来を切り拓く責任を果たすべく、全身全霊を捧げてまいります」と述べ、力強い決意を示した。

談話の中で高市首相は、経済再建と外交立て直しを最重点課題に掲げた。国民生活の不安を「希望に変え、強い経済を作る」方針を明言し、停滞する実体経済の再活性化に向けて意欲を示した。また、国際社会が直面する複合的な課題に「世界の真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻す」と強調し、積極的な外交姿勢を打ち出した。

さらに首相は、「絶対にあきらめない決意をもって、国家国民のため、果敢に働いてまいります」と語り、国民の理解と協力を呼びかけた。新内閣は、経済・安全保障・少子化対策などの難題に取り組むことになる。

高市首相は、自民党総裁選で保守層を中心に幅広い支持を集め、前政権を引き継ぎながらも「決断と前進」を掲げて新たな国の方向性を示す。今後の政策運営が、日本の針路を左右する重要な局面となる。

初入閣は10人、女性閣僚は2人となり、片山さつき氏を財務相、小野田紀美氏を経済安全保障・外国人政策担当相に起用した。前総裁選で争った茂木敏充氏を外相、小泉進次郎氏を防衛相に、林芳正氏を総務相に据えるなど、党内融和を意識した布陣となった。

高市内閣総理大臣 就任談話(全文)

本日、私は内閣総理大臣を拝命し、新たな内閣が発足いたしました。

日本と日本人の底力を信じてやまない者として、日本の未来を切り拓く責任を果たすべく、全身全霊を捧げてまいります。

今の暮らしや未来への不安を希望に変え、強い経済を作る。

世界が直面する課題に向き合い、世界の真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻す。

絶対にあきらめない決意をもって、国家国民のため、果敢に働いてまいります。

国民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。

令和七年十月二十一日

大紀元日本の速報記者。東京を拠点に活動。主に社会面を担当。その他、政治・経済等幅広く執筆。
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